#14

金沢豆腐店

富士のソウルフード「スイーツがんも」に
特別な「ほうじ茶味」が登場

昔は40〜50軒もの豆腐店があったという富士市・富士宮市界隈。法事などの時はお弁当に豆腐店が作った花形の甘い「がんも」が入っていることが常でした。現在、その甘口がんもは「スイーツがんも」と名付けられ、富士地区で購入することが可能です。金沢豆腐店は、更に富士市のほうじ茶を組み合わせ、特別な「ほうじ茶入りスイーツがんも」を開発しました。

「ほうじ茶入りスイーツがんも」は、ほうじ茶マルシェなどのイベント時のみに販売される特別なもので店頭には並びません。ほうじ茶を加えすぎると真っ黒になり、少量では香りが立たず、分量や色味を考え、調整を加えながら、昔ながらの花形の型で作られています。白ごま黒ごま、そしてニンジンも入っています。香ばしく、こんがり。「忘れた頃に食べたくなります」と金沢さん。

金沢豆腐店は金沢さんの曾祖母が創業した歴史ある豆腐店。「当時はコンビニ的な、なんでもあるお店だったのだと思います」と金沢さんは話します。富士地区では100年以上前から味の付いたがんもを販売していました。今でもお盆やお彼岸に「仏様に供えたい」というお客が訪れます。それ以外にも「がんもある?」と訪ねてくるお客の多いこと!富士っ子のソウルフードというのも頷けます。

県内でも珍しく国産大豆100%の豆腐作りにこだわっている金沢豆腐店。高濃度の豆乳に純度の高いにがりを加え、風味豊かな豆腐を作っています。揚げ油も上質なので、豆腐から作られる味付けがんもがおいしいのにも納得です。イベントの参加情報はお店のwebサイトをチェック!ぜひ花形の可愛い「ほうじ茶入りスイーツがんも」を味わってみてください。

金沢豆腐店

  • 富士市今泉4-1-13
  • TEL.0545-52-1640
  • 営.9:00〜18:00(売り切れ次第終了)
  • 休.日曜日、臨時休業有